令和元年度近畿愛媛県人会総会・懇親会が、6月9日(日)大阪市港区弁天町「アートホテル大阪ベイタワー」にて、約300名近くの方々のご参会を得て盛大に開催されました。
総会は厳かに、懇親会は和やかさの中で、会は予定通り順調に進行いたしました。
物故者への黙祷を捧げた後、和太鼓「松野町鬼城太鼓保存会」皆さんの力強い演奏でオープニングスタートです。
第一部 総会
輪田副会長の「開会の辞」で始まり、渡部会長から、この一年を振り返っての、県人会事業の全般的概要の所感と今後の抱負について挨拶がありました。
続きまして、愛媛県議会副議長梶谷大治様からのご祝辞と、来賓の皆様のご紹介がありました。議案審議では、加藤議長の議事進行と土岐幹事長の議案報告説明並びに加賀城監査役の監査報告に基づき、第1号から第4号議案が、原案通り可決いたしました。
第5号議案の「会長選任並びに役員選出」では松本令子副会長が新会長として就任されることが、満場一致で承認されました。
なお、現会長の渡部司氏は名誉会長に就任されることとなりました。
すべての議案審議が終わり、長きに亘り会長としての重責を果たされ、勇退なされる渡部司氏から退任の挨拶がありました。
要旨
「伝統を誇る近畿愛媛県人会会長を仰せつかって8期16年、6代目会長として就任したのは15年春。正に白紙の状態で引き継ぎ、皆さんの温かい励ましと声援で今日を迎えることができました・・・。」
引き続き、松本令子氏から新会長就任の挨拶がありました。
要旨
「会員の皆様のご指導、ご協力をいただきながら、ふるさと愛媛へのかけ橋として、親睦と交流をより深めてまいりたいと思っています。
近畿愛媛県人会の和やかで全員参加型の、輝かしい未来をめざして、皆さまと共に、浅学非才ではございますが邁進いたしてまいりたいと・・・。」
廣川副会長の閉会の辞で総会が終わりました。
第2部 講演会
サッカー元全日本代表監督 岡田武史氏をお迎えしての講演会。同氏は早稲田大学を卒業、古川電工(株)サッカー部を経て、日本サッカーリーグ代表選手として活躍する。平成19年に日本代表チーム監督に就任。その後、サッカー界の重鎮として国際的にも注目を浴びる。現在はFC今治オーナーとして、スポーツを通じての地域街興しに活躍されています。
講演テーマは「チームマネージメント~今治きあらの挑戦」。
風邪気味で調子がもう一つと謝るが、マイク一本、透き通るような声で講演が始まる。「学生時代の今治出身の先輩とのご縁と出会いがあり、今治が第2の故郷となった。5000人規模のサッカースタジアムを地元に計画中。国内外からたくさんの滞在型の観衆が集まれば、活気ある町興しに貢献できる。これからのサッカー界の飛躍、今治FCのJ1昇格をめざした夢を語る。」会場ではエネルギッシュな張りのある熱弁で講演いただき、会場の皆さんに大好評でした。
第3部 懇親会
高森副会長の開会あいさつで始まり、愛媛県知事中村時広様から祝辞をいただきました。
そのあと、郷土の発展にご尽力された渡部司氏に中村愛媛県知事から感謝状の授与がありました。引き続き、近畿愛媛県人会を長きに亘り支えてくださった感謝の気持ちを込めて、代表して松本新会長から渡部ご夫妻に、感謝状の授与がありました。
来賓の皆様のご挨拶、ご紹介の後、鎌田相談役の乾杯のご発声で宴が始まりました。
「新入会員紹介コーナー」では、これからの県人会を支えていただく新しい仲間のご紹介。フレッシュな皆さん15名が壇上に勢ぞろい。まずは自己紹介。会場の皆さんの温かい励ましの拍手に包まれてちょっと緊張気味。これからの県人会の期待の星、親睦と交流を図っていただき、今後の活躍を期待しています!
いよいよお待ちかねの「マグロ解体ショー」。鐘の音と共にスタート。渡部名誉会長肝いりの愛媛産伊達マグロを大起水産(株)佐伯保信会長(西条市丹原出身)率いる9名のマグロチームがさばきます。マグロがお殿様よろしくかごに乗せられて入場、壇上では中村知事、渡部名誉会長、佐伯大起水産(株)会長、介添えの赤松祐光さん(宇和島市出身)の4人で刀入れの儀式。いよいろ解体の実演では場内がざわめき、間近でマグロ解体の様子を臨場体感、豪快な包丁さばきに歓声が上がりました。全身トロのふるさとの味は格別で大好評でした。
場内では(株)日比谷花壇さんのご協力で、華やかな花の装飾が披露され会場を和ませてくれました。
会場内が和やかな雰囲気で各テーブルが伊予弁丸出しで座が盛り上がる。メインイベントは、再度の登場「松野町鬼城太鼓保存会」の皆さんによる勇壮な和太鼓。独特のパフォーマンスで大迫力の演奏が会場を魅了、活況に包まれていました。
終盤に入り、恒例の「愛媛燦燦踊り」。会場の皆さんも参加して宴も佳境に入る。同郷の仲間との懐かしい再会や新しい仲間との出会いなどで、会場のあちらこちらで和やかで賑やかな歓談が交わされました。「ふるさと」を全員で合唱し、中締めを首藤顧問、来年の再会を約し、盛会のうちに総会を終了しました。
祝辞 愛媛県知事 中村時広
令和元年度近畿愛媛県人会定期総会の懇親会が盛大に開催されますことを、心からお喜び申し上げます。
松本会長、渡部名誉会長をはじめ、皆様方におかれましては、近畿地方の各界で日々活躍され、本県経済の活性化はもとより、県政の各般にわたり格別の御理解と御協力を賜っており、厚くお礼申し上げます。
御案内のとおり、昨年の西日本豪雨災害から11か月余りが経過し、県では、皆様方から賜った温かい義援金を活用させていただきながら、被災者の生活や産業の再建に全力を傾けております。とりわけ、産業再生の鍵となるグループ補助金の円滑な執行に向け、事業者の実情をふまえたきめ細かなサポートに取り組むほか、甚大な被害があったかんきつ農業については、被災状況に応じた三つのパッケージによる園地の復旧を進めるなど、迅速かつ効果的な産地復興に努めているところです。
また、営業面においても、復興フェアの開催や復興みかんの販売支援など、被災地再建のための活動の強化を図るとともに、首都圏での大規模展示会や商談会をきっかけとした成約、新商品投入による加工食品の海外輸出等によって、県産品の販路拡大に力を注いだ結果、昨年度の県関与年間成約額は、目標の120億円を上回る約138億円に達し、着実に成果を上げております。
今後とも、オール愛媛体制の維持・充実、戦略的な営業活動の推進、地域ブランド愛媛の確立、海外展開の加速の四つの柱に基づき、効果的な情報発信やIT関連技術を利用したデータの蓄積や分析・活用など、新たな試みにも果敢に挑戦しながら、営業活動の更なる深化を目指していく所存です。
終わりに、近畿愛媛県人会のますますの御発展、並びに御出席の皆様方の御健勝、御活躍を心からお祈り申し上げまして、祝辞といたします。
祝辞 愛媛県議会議長 西田洋一
令和元年度近畿愛媛県人会定期総会が、盛大かつ和やかに開催されますことを、の愛媛県議会を代表いたしまして、お喜び申し上げます。
皆様方には、平素から愛媛の振興、発展に格別の御支援を賜っておりますことを、厚くお礼申し上げます。
さて、申し上げるまでもなく、近畿地区は古くから愛媛と大変つながりが深く、多くの愛媛県出身者の方々が素晴らしい活躍をしておられます。そのような皆様が、当県人会を中心に集い、長年にわたり近畿と愛媛の懸け橋となっていただいておりますことは、私たち愛媛に住む者にとりまして、誇りであり、大変心強いことでもあります。
御案内のとおり、愛媛県は昨年7月の西日本豪雨により甚大な被害が発生いたしましたが、県民一丸となって災害からの復興に向け、懸命に取り組んでいるところであります。県人会の皆様からも温かい御支援をいただき、誠にありがとうございました。
このような中、愛媛県では、G20労働雇用大臣会合などハイレベルで大規模な国際会議が相次ぎ開催される予定となっておりますことから、来県される世界各国の皆様へのおもてなしに万全を期すことにより、愛媛ファンを増やしていこうと奮起しているところであります。
県議会といたしましても、愛媛の物産、観光を積極的にアピールし、本県経済の活性化につなげてまいりたいと考えておりますので、どうか皆様方におかれましても、あふれる愛媛づくりにお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
終わりになりますが、近畿愛媛県人会のますますの御発展と、御出席の皆様方の御健勝、御活躍を心から祈念申し上げまして、ごあいさつといたします。
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