愛媛県立宇和島東高等学校は、今年度創立百二十二年を迎える愛媛県下有数の伝統校です。生徒一人一人が質の高い文武両道を目標に、心に思い描いた夢に向かって日々の学校生活に取り組んでいます。
野球部は明治三十四年に創設され、昭和六十二年、第六十九回選手権大会で甲子園初出場を果たしました。そして昭和六十三年第六十回選抜大会で初出場初優勝を遂げ、通算選抜大会四回、選手権大会に八回出場しています。
今年、本校は県大会を制して平成二十二年以来九年ぶり九度目の甲子園出場を決めました。本校は初戦で山口代表の宇部鴻城高校と対戦しましたが、試合は先制されて苦しい展開となり、力及ばず敗れてしまいました。しかし、試合中はバスで駆け付けてくれた本校生徒たちや応援団、ブラスバンドを初め、多くの卒業生や関係者の方々がアルプススタンドから、選手たちの一投一打に対して大きな声援をいただき、選手たちは心から楽しんで、笑顔でプレーすることができました。
今回の甲子園出場だけでなく、県大会が始まる前から物心両面にわたって支えていただき、応援していただいた皆様に、心より感謝申し上げます。また、近畿愛媛県人会の皆様には過分な激励金をいただき、誠にありがとうございました。心よりの感謝とともに、貴会のますますのご発展をお祈り申し上げます。
愛媛県立宇和島東高等学校
野球部長 長尾起条
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