出場:新田高校ラグビー部
令和2年度は、コロナ禍で社会全体が混乱し、学校活動でも長期にわたって休校措置が続きました。それに伴い、各種大会が「延期」ではなく「中止」の決定を下し、部員たちは一時、目標を失いかけているようにも見えました。しかしながら、チーム全員が全国大会は必ず開催されることを信じ、部訓でもある「黙々堂々」を胸に、日々精進を重ねてまいりました。
選手たちのクラスメイトの中には、早々にインターハイの中止が決定され、自然引退を余儀なくされる者も多くいました。その姿を目にするラグビー部員たちは、部の垣根を越えた仲間の思いを胸に、最後まで戦い抜くことを決意しました。「花園で試合を」という強い信念のもと愛媛県予選に臨みましたが、惜しくも決勝戦では宿敵に敗れてしまいました。しかし、全国大会が100回の記念大会ということが幸いし、四国ブロック代表として、高校生ラガーマンにとって夢の舞台に立つことができました。その結果、皆様方には温かいご支援とご声援をいただきましたが、最後の最後で逆転され、1回戦敗退となってしまいました。まさに「勝つと思うな 思えば負けよ」の歌詞が、頭によぎった瞬間でありました。
今回、新田高校ラグビー部は通算46回目の全国大会出場を果たし、歴史に新たな1ページを刻みました。負けては学び、苦しみながら一筋の光明を求める、令和2年度はそのような1年でした。今後も、数多くの教訓を胸に、健全かつ充実した高校生活をおくりながら、かけがえのない仲間と共に苦楽を共にできるチームを目指していく所存です。皆様方のなお一層のご声援を賜りますようお願い申し上げます。
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